11月26日（月）うっとりとした空気が北っ子の心の中に広がりました。県下でも有名な生月町の読み聞かせグループ「紙風船」によるお話の世界が北小を包んでくれたのです。11月１日（木）から始まった「北小読書月間」のメインイベントとして開催されたこの取組は、子どもたちとお話をつなぐすてきな時間となりました。低・中・高学年に分かれ、三部構成で行われた「紙風船」の読み聞かせは、本や絵本、紙芝居に加え、エプロンシアターやパネルシアターなど実にバラエティに富み、子どもたちをどっぷりとお話の世界に浸らせてくれました。どの学年でも披露された人形劇「さるとかに」はメンバーの皆さんによる手作りのキャラクターが、実に軽妙でコミカルな動きを通して、お話の最初から最後まで、北っ子たちを笑顔にしてくれました。多くの昔話の中には、私たちが生きる上で大切にしたい教訓や価値が込められています。この「さるとかに」のお話の中にも、「いじわるをすると、ばちが当たること」「弱い立場の人をみんなで守ること」などが示されていました。「紙風船」の方々の優しい語り口は、北っ子の心をふるわせ、温かい思い出となりました。ブックトークでは、魅力あふれる本をたくさん紹介してくれました。本との出会い、お話の世界は、子どもたちの心を引き上げ、豊かなものにしてくれます。今日の「紙風船」のお話会は、本と子どもたちとの接点を確かなものにするとともに、本やお話の世界に浸る喜び、幸せを感じさせるものとなりました。秋の夜長、ご家族そろっての読書もお楽しみください。