令和6年度 教育目標 「校訓」「学校教育目標」「合言葉」を大切に
<「3つ」の「3つ」>
本校が目指すものを端的に表しているのが「校訓」「学校教育目標」「合言葉」の3つです。
1「校訓」:「自主」「規律」「責任」の3つです。
本校の玄関前には、平成元年に建立された校訓が刻まれた立派な石碑があります。生徒たちは毎朝この石碑の前を通るとき、校訓を具現化しようという自覚を高めます。1学期は「自主」、2学期は「規律」、3学期は「責任」を特に意識して、学校生活を送るようにしています。
「自主」とは辞書によると「自分のことは自分で考えて行動すること」「他からの干渉や保護を受けないこと」とあります。自分で考えることは時間を要しますが、自分で考えて答えにたどり着いたときはとても充実感がありますし、たとえ、正解にたどり着けなくても、その過程の中で多くのことを学びます。失敗や困難があっても、その経験から学び、成長していくことを期待しています。
「規律」には2つ規律があります。「集団の規律」では、時間やルールを守ること、適切な行動がそれにあたります。「個人の規律」は、自己管理や習慣の形成、自己成長などに関わる要素です。「集団と個人の規律」を意識して授業や行事などに取り組み、学級・学年を人間関係づくりの基盤とし、集団の力を高めてほしいと思います。
「責任」をもつことの第一歩は、自分の言葉や行動が周りに与える影響を理解することだと考えます。授業での取組や委員会活動、部活動の役割、そして友達や仲間との関係など、様々な場面で「責任」が問われます。「責任」を果たすことで、自分自身の成長だけではなく、周りの人たちとの信頼関係を築くことができます。
2「学校教育目標」:「ゆたかな心情」「たしかな学力」「たくましい心身」の3つです。
学校教育目標は徳(ゆたかな心情)・知(確かな学力)・徳体(たくましい心身)の育成を目指しています。徳が2回も出てくるのが、本校の学校教育目標の特徴です。
「ゆたかな心情」はとても育っていると感じています。生徒たちは、豊かな地域の自然と文化そして素晴らしい大人たちに育まれ、お互いを大事にし合える関係を築いていっていると思います。
「たしかな学力」については、日々の学習を頑張っています。生徒たちの授業態度はとてもよく、積極的で挙手も多いです。ICTを活用した学習にも意欲的です。継続した学習の習慣が身に付くとさらに伸びると期待しています。
「たくましい心身」についても育成中です。本校は「徒歩通学」を奨励し、生徒たちは、結構長い距離を寒い日も暑い日も元気に登校してきます。車で送ってもらう生徒も途中で降りて、できるだけ歩いて学校へ向かいます。また、朝から自主的にランニングをする生徒も多いです。体だけでなく心もたくましく成長してくれることでしょう。
3「合言葉」:「凡事徹底」です。
「平凡であたりまえのことを、他の追随を許さないほどのレベルまで追求すること」という意味でとらえています。つぎの3つ凡事を徹底することを、目標にしています。
1つ目は「明朗挨拶(明るいあいさつ)」です。これは、とてもよくできています。来校した方々からもよく褒められます。「美しく立ち止まって」「笑顔で」をさらに磨いていきたいと思います。
2つ目は「無言清掃(掃除中は私語禁止)」です。おしゃべりをしないで掃除に取り組むことで、先輩方から引き継いできた中部中学校を、さらに美しくしようと生徒・職員一丸となって取り組んでいます。
3つ目が「全身傾聴(体で話を聴くこと)」です。「耳に聞こえる」ではなく、「目で話し手をしっかり見ること」「頭でしっかり考えること」「胸でしっかり受けとめること」「腹にしっかり落とし込むこと」で、聴いた話が自分の「血」となり「肉」となると信じ背筋を伸ばして聴くようにしています。
いろいろな「3」をキーナンバーとして、健やかに着実に伸びていく中学校を目指します。
平戸市立中部中学校 校長 北野 憲
学校経営計画を図式化しています。ご覧ください。
中部中学校では「いじめ0」より「いじめ未解決0」を目指します。
そのために積極的生徒支援と生徒理解に努め、
「つらい思いをしている生徒がいないか」「配慮に欠ける言葉遣いをしてしまう生徒はいないか」など
常に気を配ります。
いじめ防止対策推進法に基づいた「中部中学校いじめ防止基本方針」とすることで、
学校(教職員)、家庭(保護者)、生徒が一体となった取組を進めていきます。
中部中学校
電話:0950-22-9247
FAX:0950-28-0026
(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)