「師走12月」・・・日本全国、いや世界全体で「人権」の大切さについて考える中、本校では、あの「ＢＬＯＷＳ」さんが来校し、心温まるコンサートを開いてくださいました。「ＢＬＯＷＳ（ブローズ）」とは、田平町出身のメンバーらにより構成され、老人施設、障がい者施設、学校などでコンサートを開き、歌を通して「人としての大切さ」を伝えている音楽ユニットです。メンバーの中には障がいを有する方もいらっしゃいますが、一生懸命にドラムを叩く姿を見せてくれました。互いを思いやる素晴らしい仲間である「ＢＬＯＷＳ」の皆さんの歌と演奏は、会場を愛と優しさで包み込み、「セトモノ」のように固かった私の心を柔らかいものにしてくれました。子どもたちの心に笑顔と安心を与えてくれました。コンサートの途中には、飛び入り参加のダンスパフォーマンスもあり、志あふれる北っ子が数名ステージへと駆け上がり、「ＢＬＯＷＳ」のメンバーと一緒に見事なダンスバトルを披露してくれました。
最後に「ＢＬＯＷＳ」の皆さんと会場の子どもたちで、ＡＫＢ48の曲「365日の紙飛行機」を熱唱しました。学習発表会でＮＡＴＴ（なかよし、あおぞら、たいよう、たんぽぽ学級）の子どもたちが合奏してくれたこの曲に手話を付け、体いっぱいに思いを込め、心をひとつにして歌いました。この歌詞の中に「人生は紙飛行機・・・その距離を競うより、どう飛んだか、どこを飛んだのか、それが一番大切なんだ・・・」というところがあります。「ＢＬＯＷＳ」さんと一緒にすてきな時間を過ごした北っ子たちは、歌に込められたこの歌詞の意味も感じ取りながら、友達や仲間、そして家族と一緒にいる「当たり前」のことを「幸せ」に感じたことでしょう。この人権集会を明日につなげていきます。