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重要文化的景観よくある質問

文化・スポーツ
地域座談会の様子

地域座談会の様子

重要文化的景観は、地域づくりを行う上で有効なツールです。
様々な疑問点を解決しながら、持続可能な取り組みを行っていきます。

写真は、地域座談会の様子です。制度に関する疑問点や今後の地域づくりについて、多くの意見が出されました。

重要文化的景観のよくある質問を紹介

(質問1)地域を訪れる方が増えた場合の観光マナーが心配です。

回答

地域の魅力を広く知っていただくことは重要なことですが、まずは生活生業の場であることが前提ですので、案内板やマップなどで訪れる方々への周知が必要になってきます。また、教会などの信仰の場については拝観マナーなどに関する手引きなどでの呼び掛けを考えていきます。

(質問2)どのようなメリットがありますか?

回答

「重要文化的景観」に選定されることにより地域の知名度が上がります。知名度が上がれば、付加価値を伴う地域産品としての販売促進、ブランド化につながる可能性も期待できます。また、景観保全に対する地域全体の意識が高まる効果が期待できますし、普及啓発に伴う事業や、景観を構成する家屋や石垣などの修理・修景には国の補助を受けることも可能です。

(質問3)重要文化的景観になった地区にはどのような規制があるのですか?

回答

今までの生活生業を継続しながら景観を保全することが前提ですが、景観に影響を及ぼす可能性の高い行為などについては事前に相談が必要になります。その行為が景観に大きく影響する場合には、文化庁長官へ行為の30日前までに届出(現状変更届)が必要となり、非常災害などにより滅失・き損した場合には、その事実を知ってから10日以内に届出(滅失・き損届)が必要になります。まずは担当課にご相談ください。

(質問4)今後農業や漁業が続けられなくなる不安がある中で、重要文化的景観をどのように生かしていくのですか?

回答

農漁業の後継者不足や少子高齢化は大きな問題です。これらの対策のために様々な協議を行ったり具体的な事業を推進する地元組織の発足に向けた取り組みについても、文化的景観の保全とともに検討したいと考えています。“できることから始める”地域づくりを地域住民と行政が協働で検討していく必要があります。

お問い合わせ先

文化観光商工部 文化交流課 文化遺産班

電話:0950-22-9143

FAX:0950-23-3399

(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)

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