大川原の六地蔵
市指定有形民俗文化財「大川原(おおかわら)の六地蔵(ろくじぞう)」 Vol.12-2
平戸島の中部、大川原地区に所在しています。本体部分に天文12年(1542)の刻みがあり、県内でも古い石造物のひとつです。六地蔵は道祖神(どうそしん)としての性格を持ち合わせているため、峠の入り口にあたる同地に設置されたものと考えられます。
また、六地蔵の頭部は意識的に削り取られた様子がうかがえます。これらは、明治期に起こった廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)の影響などが考えられます。ほかの地域ではこの混乱の中、完全に破壊されたものも多かったようで、県内に残る六地蔵は少なくなっています。(諫早市・松浦市に県指定物件があり、大島村に1基あります。)色々な歴史に影響を受けながら現在まで残った当地の六地蔵は貴重な地域を知る歴史資料であるといえます。
名称 | 大川原(おおかわら)の六地蔵 壱基 |
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種別 | 市指定有形民俗文化財 |
指定年月日 | 昭和62年1月26日 |
保持団体 | 弘法大師堂 |
所在地 | 平戸市大川原町 |
文化観光商工部 文化交流課 文化遺産班
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