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宗賀様

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市指定史跡「宗賀様(そうがさま)」 Vol.21-2

前平の仁田久保に薬師堂があり、裏手には供養塔が並んでいます。
この地は、大島氏の菩提寺、福泉寺(天正10年〈1582〉再興)の跡で、薬師堂には最後の領主大島三河守信政公と娘の位牌が安置されています。供養塔は大島氏一族のもので、信政公のものには「意察宗賀居士 寛永六年(一六二九)十一月七日」と刻まれています。

大島氏は貞応3年(1224)に鎌倉幕府から地頭職に任じられた大江通頼から寛永6年に没した信政公までの約400年間、大島を本拠地として活躍しました。
京都大番役(御所の警備)、的山湾への遣明船の寄港滞在の受け入れ、大陸へ渡る渡唐船警固、蒙古襲来に備えての烽火の演習および異国船警固など重要な役を務めました。信政公没後、一族は筑前黒田藩に仕官し来島と改称しています。家伝の「来島文書」は中世の第一級の資料として九州大学に所蔵され、数百年におよぶ大島氏の事績や歴史的背景などを知ることができます。

宗賀様

文化財詳細情報
名称 宗賀様(そうがさま)
種別 市指定史跡
指定年月日 昭和61年3月31日
管理者 前平薬師堂講中
所在地 平戸市大島村前平

お問い合わせ先

文化観光商工部 文化交流課 文化遺産班

電話:0950-22-9143

FAX:0950-23-3399

(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)

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