平戸の六角井戸
県指定文化財「平戸の六角井戸」 Vol.22-1
明(中国)の海商であった王直は、1542(天文11)年に松浦家25代隆信(道可)の優遇を得て、勝尾岳の東側のふもとに唐風の建物を建てて住居とし、ここを貿易の拠点とします。
貿易は平戸ににぎわいをもたらし、多くの中国商人がこの地に定住するようになりました。この中国商人の居住地域に、現在まで残る遺構として、六角井戸があります。同様の井戸が、やはり王直が貿易拠点としていた五島列島福江島に六角井(県指定史跡・昭和29年12月21日指定)として存在します。なぜ六角形なのかは不明ですが、中国との交流があったことを示す貴重な遺構です。
名称 | 平戸の六角井戸 |
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種別 | 県指定文化財 |
指定年月日 | 昭和50年1月7日 |
所有者 | 浦の町 |
所在地 | 平戸市鏡川町 |
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