度島地区総合消防訓練
度島地区総合消防訓練が開催されました
11月15日、度島漁港(本村漁港)において「平戸地区第5分団、3地区の自主防災組織、婦人防火クラブ」等による合同の消防訓練が開かれました。
保育所、小中学校の児童生徒の見学参加もあり、平日にもかかわらず300人を超える人が集まりました。
開会式では、黒田市長から「常備消防がない度島地区ならではの合同訓練です。訓練成果を十分発揮してください。」との激励にこたえるかのように、団体の士気も高まります。
野田第5分団長から丸屋平戸地区団長への訓練開始報告で始まり、各団体は一斉に配置場所に待機。
野田分団長の指揮のもと、倒壊家屋からの救助訓練が始まります。
第5分団の救助訓練でスタート!
倒壊家屋からの救助訓練がスタート!第5分団がエンジンカッター・チェーンソーで家屋を切断し救助にあたります。
第5分団による迅速な救助活動の後に、次の長距離延長訓練に消防団車両3台で向かいます。
私たちの町は私たちで守る!
倒壊家屋から火災発生! 度島地区婦人防火クラブによるバケツリレー、度島中部自主防災組織による初期消火となりました。
お母さんたちの息のあったバケツリレー。
度島中部自主防災組織の皆さん。ホースを自在に操つるなど、消防団OBの力を発揮!
第5分団と自主防災組織の連係プレー!
第5分団の長距離延長訓練と度島浦、度島三免自主防災組織による一斉放水訓練です。
第5分団はため池から約600mのホースを延長、自主防災組織は消火栓からホースを延長して一斉放水!第5分団と自主防災組織による放水が始まると、一般見学者から大きな拍手があがりました。
私たちも負けずに訓練だ!
予定にありませんでしたが、度島保育所園児による「初期消火体験」を行いました。園児たちは、9月の平戸署見学で消火器の使い方を覚えています。園児たちは、真剣な表情で的に向かって一斉放水しました。
長崎県防災航空隊も訓練に参加!
防災ヘリによる救助訓練で、長崎県防災航空隊も参加しました。防波堤からけが人を救助する訓練ですが、防災ヘリが空中で停止しながら手際よく救助する場面では、歓声と応援の声が会場中に響きました。
防災ヘリの見学、煙体験ハウス
長崎県防災航空隊のご好意により、防災ヘリの見学がありました。緊張感のある訓練とは違って、防災ヘリの見学は楽しい時間となりました。また、消防隊員の誘導で子どもたちは煙体験ハウスを体験しました。
保育所園児と小中学生が見学に。ヘリに乗って仲よくピース♪♪
周りが白くて見えない…。 けむたいぞ。
閉会式
訓練の全日程が終了し、閉会式となりました。
春野消防団長の講評では、「各組織が協力したからこそ成しえた訓練でたいへんよかった。火災・災害を防ぐためには、地域全体での協力が不可欠。」
また、訓練参加した第5分団をはじめ自主防災組織、婦人防火クラブへのねぎらいの言葉がありました。
松山消防長からは、「離島の度島地区は、有事の際に消防隊到着に時間がかかってしまいます。消防団が中心となり、地域が一体となって初期消火にあたることが重要です。継続した訓練をお願いします。」との閉会のあいさつで終了しました。
ふるさと納税で安心安全なまちづくりを
度島地区総合消防訓練は、けが人もなく無事終了しました。ご協力いただいた度島地区の皆さん、保育所・小中学校の先生方、そして長崎県防災航空隊にお礼申し上げます。
また、今回の訓練で使用した「消火栓ボックス」、婦人防火クラブ・保育園児が着用した「ハッピ」は、ふるさと納税で購入しました。ふるさと納税を利用して、地域における「安心安全なまちづくり」を推進しています。
消防本部 総務課
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