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認知症について

くらし・手続き

認知症とは

認知症は、いろいろな原因で脳細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりすることで、生活に支障が出る状態です。

2012年は認知症患者数が約462万人、高齢者人口の15%という割合だったものが、2025年には5人に1人、高齢者人口の20%が認知症になるといわれています。

認知症の症状

認知症の症状には、共通する症状(中核症状)と、接し方で変わってくる症状(行動・心理症状)があります。

認知症の人と接するときは、認知症の人が間違ったことを話したことを指摘したり、できないことを責めたり、叱ったりせず、できることを認めるなど、わかりやすく、ゆっくり話すなどの対応を心がけましょう。また、後ろから話しかけるのではなく、できるだけ正面から話しかけるように努めましょう。

中核症状 脳の細胞が壊れることで起こる症状

記憶障害 経験したことを忘れる。覚えられない。
実行機能障害 計画や手順を考え、それにそって対処することが難しくなる。
見当識障害 時間、日付、季節感、人間関係がわからなくなる。
理解や判断力の障害 2つ以上のことが重なったり、いつもと違う出来事で混乱しやすくなる。

認知症を引き起こす主な病気

名称 内容
アルツハイマー型認知症 記憶を司る「海馬」の萎縮、変化から始まる。認知症でもっとも多いタイプ。
脳血管性認知症 脳梗塞、脳出血などのために血管が詰まったり、破裂することで起こる。複雑な作業が難しくなったり、意欲低下がみられる。
レビー小体型認知症 レビー小体という異常物質が脳にたまる。幻視、パーキンソン症状、睡眠の乱れがみられることもある。
前頭側頭型認知症 脳の前方と側頭部の萎縮から始まる。我慢、思いやりなどの社会性を失い、我が道を行く行動をとる特徴がある。

対応について 

早期診断、早期治療が大切です。

認知症への対応は早期の方が効果的です。アルツハイマー型認知症は、薬で進行を遅らせることができ、健康な時間を長くすることができます。また、脳血管性認知症は、脳血管障害の再発、病気、環境の激変など大きなストレスによって進行することが多いので、これらを防ぐことで進行が止まることもあります。

受診する際には

認知症の心配があるときは、かかりつけ医、あるいは専門医(もの忘れ外来、精神科、心療内科、認知症疾患医療センターなど)を受診することが望ましいです。ただし、認知症の人は病気だという意識(病識)がないことが多いので、無理やり受診させると、本人との関係性や医療機関との信頼関係が築けなくなるおそれがあります。先に家族だけで相談することもひとつの方法です。

認知症への取り組み

認知症の人と家族のつどい

認知症の人を介護している家族と体験者などが自由に集まる場です。同じような悩みを抱える介護者同士で話をしてみませんか。また、認知症の人と家族の会長崎県支部のメンバーが毎回アドバイザーとして参加し、認知症のこと、介護のこと、対応方法など相談や情報提供を行います。

◆北部地区

 ・日時:毎月第2木曜日 午後1時30分~3時30分(8月は第3木曜日)

 ・場所:平戸市未来創造館COLAS平戸(平戸市岩の上町1458番地2)

◆田平地区

 ・日時:毎月第3土曜日 午前9時30分~11時30分

 ・場所:たびら活性化施設(平戸市田平町里免27番地1)

令和4年度の予定表PDFファイル(309KB)

※開催日時は予告なく変更になることがありますので、参加を希望される方は事前に平戸市地域包括支援センター(22-9132)にご確認をお願いします。

認知症サポーター養成講座

認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族をあたたかい目で見守る「認知症サポーター」を養成します。また、受講後には、認知症サポーターの証である「オレンジリング」をお渡しします。

認知症サポーター養成講座は、生涯学習まちづくり出前講座(講座No.106「認知症サポーター養成講座」)でお申込できます。お気軽に、平戸市地域包括支援センター(22-9132)にご連絡ください。

「生涯学習まちづくり出前講座」申込書PDFファイル(55KB)

「生涯学習まちづくり出前講座」完了報告書PDFファイル(31KB)

キャラバン・メイトの方々へ

キャラバン・メイトとは、自治体事務局と協働して地域や職域、学校などで認知症サポーターの養成を行っていただく認知症サポーター養成講座の講師役です。

地域の団体等から依頼を受けたキャラバン・メイトの方は、①②の様式を記入後、地域包括支援センターへご提出ください。

①認知症サポーター養成講座開催前(1か月前までに提出して下さい):認知症サポーター養成講座開催計画表ワードファイル(59KB)

②認知症サポーター養成講座開催後:認知症サポーター養成講座アンケート(様式)ワードファイル(19KB)認知症サポーター養成講座実施報告書ワードファイル(75KB)

徘徊高齢者位置探知システム助成事業 

認知症等高齢者が徘徊した場合に、早期に発見できる装置を利用するご家族に対し、その費用の一部を助成します。

◆対象者:本市に住所を有し、住民基本台帳に記録された徘徊高齢者の介護者で、探知システムの提供を受けるために当該サービスを提供している事業者と契約をした方。

◆徘徊高齢者とは・・・市内に住所を有する在宅の者のうち、認知症による徘徊のおそれのある概ね65歳以上の方で、介護保険法に規定する要介護認定において要介護、または要支援と認定された方、およびこれらと同等の状態にあると市長が認めた方。

◆探知システムとは・・・介護者との契約に基づき、介護者の依頼を受け、探知システムを用いて徘徊高齢者等の所在を確認し、当該情報を提供するサービス。

◆助成金:探知システム設置にかかる初期設定費用を助成します(上限1万円)。なお、毎月の利用料は個人負担となります。

◆申請に必要なもの:徘徊高齢者位置探知システム助成金申請書ワードファイル(17KB)同意書ワードファイル(25KB)・契約書の写し・領収書の写し

関連リンク

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お問い合わせ先

福祉部 長寿介護課 高齢者支援班

電話:0950-22-9133

FAX:0950-22-4421

(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)

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