まちづくり交付金について(平戸地区)
平戸地区
平戸地区は、平戸港の玄関口として観光都市平戸の中心的な役割を担ってきたが、施設の老朽化や整備水準が低く、市民や観光客のニーズへの対応が出来にくくなってきている。加えて近年では、観光客の減少が顕著になってきており、既存商店街の空洞化や地域住民の高齢化等の問題も顕在化しつつあり、観光産業や地域コミュニティの維持・活性化が急務となってきている。
こうした中、早くから平戸市では、平戸都市計画マスタープランにおいて、本地区を都市整備上もっとも重要な地区として位置付けており、平成9年には『歴史的地区環境整備街路事業実施地区』の指定をし、平成17年には『美しいまちづくり重点支援地区』の指定を行って、総合的なまちづくりに取り組んできたところであり、現在、平成23年の完成を目指したオランダ商館の復元やこれに併せた港湾整備、ボードウォーク整備が進められている。また、美しいまちづくり推進事業の一環として、ワークショップによる街並みの景観・修景施設の整備に取り組み、地域住民と一体となったまちづくりにも努めてきたところである。
今後は、これまでの取り組みを踏まえ、更に必要となる施設の整備を進めるとともにソフト面の充実を図り、官民協働による観光産業の浮揚と地域の活性化を図ることとしている。
目標
大目標
平戸市の「美しいまちづくり重点支援地区」およびその周辺地域において、観光やイベント等の情報発信拠点や活動交流拠点を整備し、観光都市としての賑わいを創出するとともに、地域の活性化を図る。
目標1
住民の相互交流拠点としての機能を高め、地域の賑わいの再生を図る。
目標2
観光交流と交通網の拠点機能を高め、観光客の多様なニーズに対応し、観光産業の活性化と賑わいの創出を図る。
目標3
街路や駐車場等の整備改善や防災施設の充実により、円滑な物流や交通安全性、観光地へのアクセス性の向上や地域住民の安全安心の確保を図る。
整備方針
- 住民の相互交流拠点整備
会議室や図書館の機能を有する共有空間・交流空間を提供するとともに、生涯学習や文化活動等の様々な地域住民活動を支援する総合情報センターを整備する。 - 観光交流拠点整備
観光交流の核として、本地区に点在し、観光都市平戸を代表する寺院や教会、松浦史料博物館等の観光スポットや地域の物産、宿泊施設等の総合的な観光情報を発信するとともに、陸・海交通の結節点としての機能や地域住民、来外者、観光客の憩いと交流の場を提供する観光交流拠点を整備する。
観光地として良好な景観を維持・保全するため、現在、崩落している平戸護岸遺構の修復整備を行う。 - 交通アクセス性、安全性、防災性の向上
地域交流の活性化や観光地へのアクセス性の向上、自動車の利便性向上を図る為、街路整備、駐車場整備を図る。
主な事業
基幹事業
都市計画道路亀岡循環線改築工事、(仮称)平戸市総合情報センター建設、(仮称)平戸観光交流センター建設、平戸城護岸修景整備、平戸港交流広場整備
提案事業
観光ポスター作成、和蘭商館復元記念セレモニー
(注)都市再生整備計画書は下記の添付ファイルを参照してください。
建設部 都市計画課 ふるさと景観班
電話:0950-22-9165
FAX:0950-22-4127
(受付時間:午前8時30分~午後5時15分まで)