2月25日 電力の地産地消を目指して
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生月町島の館において、生月風力発電所の引渡式が行われました。
本風力発電所は、旧生月町が平成12年に国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構と共同研究業務により設置し、その後 旧 生月町が譲渡を受け稼働していたものです。設備の老朽化などにより数年後の撤去を予定していましたが、撤去費用の負担も大きく、また地域のシンボルとしても残したいといった地域の要望などがあったことから、今後はふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンク(以下トラストバンク)に譲渡し、引き続き稼働されます。
引渡式では、トラストバンクの親会社である株式会社チェンジの福留大士代表取締役兼執行役員社長も同席のもと、黒田市長よりトラストバンクの須永代表へ引渡証を直接手渡ししました。須永社長はあいさつで「ヒト・モノ・おカネ・情報を循環させるためには、地域外から入ってきたお金をいかに地域内で循環させるかということが重要になります。今後は、この再生可能エネルギー事業を活用した地域エネルギー事業の仕組みづくりをトラストバンクが主体となって行い、地域内で電力(エネルギー)資金を循環させ持続可能なまちづくりを目指していきます。またその仕組みを、平戸市から全国に向けて発信していきたいと思います」と話しました。
トラストバンクは、今後、本風力発電所で発電された一部の電力を自営線を用いて平戸市公共施設へ直接供給していきます。これにより電力の地産地消を実現し、持続可能なまちづくりを支援します。余剰電力については売電を行う予定ですが、再生可能エネルギー固定価格買取制度期間終了後は平戸市内への売電を検討しています。なお、売電によって得られた利益は、風力発電所の継続稼働に係る経費へと充て、地域内での電力(エネルギー)資金の循環を目指します。
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引渡式
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須永社長あいさつ
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記者会見
総務部 人事課 秘書広報班
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