3月24日 平戸幼稚園が115年の歴史に幕
平戸幼稚園で閉園式が行われ、保護者や在園児など約50人が別れを惜しみました。平戸幼稚園は1905年、平戸婦人会付属幼稚園として設立され、13年に現在の園名に改称されました。北部地区を中心に幼児期の教育を推進してきましたが、在園児の急激な減少により、３月31日をもって、115年の歴史に幕を下ろします。閉園式では、園児がお世話をしていたカメや友達と遊んだ砂場など幼稚園での思い出を感謝状にして読み上げました。
平戸幼稚園では、1927年にアメリカの民間団体が日米両国の親善交流を願い、全国の幼稚園・小学校に贈った約12,700体の青い目の人形の1つ「エレン・Ｃ」を保管。戦時中に軍が処分を命じましたが、幼稚園では物置に隠して守り、戦後の園児の平和教育に活用されました。この人形は、４月から未来創造館で展示されます。
感謝状を読む園児
あいさつをする松尾園長
松尾園長より小川教育長へ「エレン・Ｃ」が手渡されました
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