鄭成功記念館
鄭成功は中国大陸で、明が衰退して清が勃興した時代の変革の大混乱期に「抗清復明」をかかげ大活躍した人物です。 父は中国人海商の首領「鄭芝龍」で明王朝の遺臣、母「田川マツ」は長崎の商人の娘で二人の間に日中混血の子として生まれました。幼名を「福松」、中国名「鄭森」といいますが、のちには明の隆武帝より、明王朝の国姓「朱」を賜ったことから「国姓爺」と呼ばれました。明王朝滅亡後は、オランダ支配下の台湾を制圧し、台湾の開発を促進したことから「開土王公」と呼ばれ、いまだに尊敬されています。 病没するまで明王朝復興を願い、大陸の清と戦い、日本では近松門左衛門の「国姓爺合戦」のモデルとして有名です。 鄭成功記念館は、東アジアの英雄「鄭成功」が7歳まで育った世界にひとつしかない生家を再現するとともに、「鄭成功」の偉業を顕彰し後世に伝えるため再現されたものです。
平成28年9月には、鄭成功記念館へと続く参道の入り口に「鄭成功記念館山門」が完成しました。
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